What’s up!?こんにちは。
以前は西海岸へのヒップホップの
派生をお伝えしました。
ヒップホップは西海岸でも
さらなる繁栄を遂げます。
以前の投稿はこちら
ギャングスタラップを披露したICE-Tに続き
それをムーヴメントに変えたのが
『N.W.A』である!
N.W.A
Niggaz Wit Attitudes(主張する黒人たち)の略
カリフォルニア州コンプトン出身で
イージー・E 、ドクター・ドレー、アイス・キューブ
MCレン、DJイエラ、アラビアン・プリンス
元々は6人からなるグループ。
コンプトンは
犯罪率が最も高い都市の1つとして知られ
その中でも殺人の発生率が高い(全米平均の8倍以上)。
そのほとんどがギャングの抗争によるものです。
そんな地域出身の彼らの音楽だからこそ
リアリティがあり勢いを生んでいきました。
彼らの音楽の歴史は
ドクター・ドレー(以下ドレー)の
キャリアが最も古いといわれています。
ドレーが18歳のころ(1983年前後)加入していた
『The World Class Wreckin’ Cru』
このグループより
いくつかの作品を発表しています。
しかし、メンバー内の金銭トラブルにより
ドレとDJイエラがグループを脱退。
ドラッグを売りさばいていた
ギャング育ちのイージー・E。
そしてドレ家の近所に住んでおり
地元のグループで活動していた
アイス・キューブらが加わり
『N.W.A』が結成されました。
ドレは過去の経験を活かし楽曲を制作。
そんな中ファーストアルバムをリリースします。
『N.W.A. & Posse』
エレクトロな仕上がりの曲が多いです。
その時代を象徴するアルバムとなっています。
その後イージー・Eは
実家のガレージをスタジオに改装し
ルースレス・レコードというレーベルを設立。
レーベル設立にかかる資本金は
ドラックを売りさばいたお金だと言われています。
ルースレス・レコードからの第一弾は
イージー・Eのソロアルバムでした。
『Eazy-Duz-It』
アイス・キューブ等がライムを書き
イージー・Eの高い声と人間性が
人々に受けた結果
このアルバムは200万枚以上を売り上げました。
その後N.W.Aのギャングスタ・ラップは
とんでもないムーヴメントを呼びます。
その話題となったアルバムがこれ!
『Straight Outta Compton』
ギャングスタラップの象徴といえる
不当な警察への反抗、ドラッグ
性的表現、人種差別への怒りなどを
コンセプトとした攻撃的な歌詞
G-Funkの先駆けといったビート
どれをとっても一級品!
このアルバムの曲
『F**k Tha Polic』は
FBIにマークされるなど
何かと問題となり話題となりました。
若者たちから絶大な人気を得た
N.W.Aでしたが
その時代はそう長く続きませんでした。
イージー・Eとマネージャーであるジェリー・へラーが
グループのギャラを
ピンハネしている疑惑が浮上し
メンバー同士の確執を生みます。
これが原因かは定かではありませんが
1988年にアラビアン・プリンスが脱退。
翌年にはアイス・キューブも脱退。
その後もアルバムをリリースし
活動を継続しますが
1991年にはグループの中核を担っていた
ドレーまでもが脱退してしまいます。
このまま、N.W.A.は消滅。
そして1995年にイージー・Eは
エイズによって31歳の若さで死亡しました。
一方アイス・キューブは
ニューヨークに移り
パブリック・エネミーのボム・スクワットと手を組みます。
そしてソロアルバムをリリース。
『AmeriKKKa’s Most Wanted』
このアルバムを筆頭に
彼はアーティストとして大成功を収めます。
彼の出したアルバムは名盤と
呼ばれるものばかり。
更には映画にも出演するなど活躍の場を広げています。
そしてドレーは
N.W.A.を脱退後、シュグ・ナイトと
『Death Rowレコード』を立ち上げました。
手始めにドレーが
初のソロ・アルバムをリリース。
『The Chronic』
数々の名曲が生まれたこのアルバム!
現在でも西海岸のベストな一枚として
名前を連ねています。
1980年代の西海岸ヒップホップは
東海岸ヒップホップに比べて
『10年遅れている』と言われてきましたが
このアルバム以降
一気に西海岸ヒップホップがブレイクしました。
これ以降の話はまたの機会に
お話させていただきましょう。
そんな様々な運命へと別れる結果となりますが
N.W.Aは間違いなくカリスマグループとして
シーンのパイオニア的な存在でした。
そんな彼らへのリスペクトは絶大!
現在では彼らの反省を描く映画も公開!
『Straight Outta Compton』
彼らの(というよりはイージー・Eの)反省が
描かれている映画となっております。
全米で3週連続1位を獲得したことからも
その人気がうかがえます。
そういった映画で学んでいくのも
面白いですよ。
ヒップホップといっても
地域やアーティストにより
様々な流れや色があります。
それを学んでいくのも面白いですよ。
またこのシリーズを投稿していきます。
では水曜日のレッスンスケジュールです。
17:10~18:20
Kid’s Jr. SP Class RIKIYA 詳しくはこちら
18:30~19:50
House 入門 Class TOMO 詳しくはこちら
20:00~21:20
Hip Hop Class HITOMI 詳しくはこちら
21:30~22:50
Hip Hop 初級 Class RIKIYA 詳しくはこちら
体験・見学随時受付中です。
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では本日もレッスンでお会いしましょう。
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