What’s up!?こんにちは。
アーティストにより
何を主張するかも様々。
時代の背景と共に
ラジカルで政治的なことを歌う
アーティストたちが出てきます。
以前の投稿はこちら
1980年代後半のヒップホップには
黒人の自尊心・民族団結・自己覚醒など
高揚していく流れが高まってきました。
・Public Enemy
・Cool Moe Dee
・X-Clan
・Boogie Down Productions
といった面々は
アメリカの社会政治状況に嫌悪感を表し
それらが黒人社会に与える影響を問題視し始めました。
その中でも
Public Enemyは
黒人が感じている
社会と政治に対する怒りをラップにした
言わば、社会派ヒップホップの先駆者です。
元々はデフ・ジャムの共同経営者
『リック・ルービン』に見いだされた
MCのChuck D。
DJターミネーターX
プロフェッサー・グリフ
フレイヴァー・フレイヴ
を加えて
チャックDがライムを刻んだ
「パブリック・エナミー#1」
という曲のタイトルを使い
「パブリック・エナミー(社会の敵)」と名乗りました。
そして1987年にファーストアルバムが発売されます。
Yo Bum Rush the Show
このアルバムを一言でいえばシンプル。
基本的に一定のドラムパターンと
単純なスクラッチという構成のものが多いです。
そのシンプルであるがゆえの
ラップでのメッセージ性の力強さを感じられます。
そして翌年出したセカンドアルバム
It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back
ヒップホップ史上最高のアルバムと言われることもある一枚。
マルコムXの”Too Black, Too Strong”
から始まる『Bring The Noise』や
『Dont Believe The Hype』などのヒット曲を生みました。
彼らはさらに
1990年に3rdアルバムをリリース。
Fear of a Black Planet
このアルバムは彼らのアルバムの中で
最も売れたアルバムであり
アメリカ国会図書館の重要保存録音物として
永久保存されています。
救急活動が黒人地区においては
白人地区よりも遅く到着することを批判した
911 is a Joke
自分たち自身のことを歌ったと考えられている
Fight the Power
この曲はヒップホップ史上
最も人気と影響力のある曲の一つであり
スパイク・リーが監督した映画
『Do The Right Thing』のテーマ曲でもありました。
またPublic Enemyは
様々な面において先駆者でした。
例えばDJターミネーターXは
スクラッチをより洗練されたテクニックをみにつけ
斬新なサンプリングやビートを生み出しました。
また、ラップの面においても
政治的・社会的あるいは文化的な意識を
巧みで詩的なライムにのせることによって
ラップの世界を変革したと言われています。
そしてPublic Enemyは
世界ツアーを敢行した最初のラップグループでもあります。
ヨーロッパやアジアのヒップホップ・コミュニティーの中で
大きな人気と影響力を持つようになりました。
その他にも
ニューヨークのスラッシュメタルバンド
『Anthrax』との競演によって
ハードロックとヒップホップの融合を成功させました。
このコラボレーションによって
ロックファンは当時馴染みのなかった
ヒップホップを知ることになります。
このコラボレーションがなかったら
ラップロックやニューメタルのような
ジャンルは確立し得なかったとさえ言われています。
実際このライブに影響を受け
現在のリンキン・パークが結成されたという逸話もあります。
そんな歴史的に重要なアーティストたちの曲は
今でもマストな曲として流れ
決して色あせるものではありません。
そんな重要なアーティストのことを
知っていきながら
その曲を聞いてみると
聞こえ方が変わってきますよ。
また歴史上の時代に焦点を当てながら
ご紹介していきたいと思います。
では水曜日のレッスンスケジュールです。
17:10~18:20
Kid’s Jr. SP Class RIKIYA 詳しくはこちら
18:30~19:50
House 入門 Class TOMO 詳しくはこちら
20:00~21:20
Hip Hop Class HITOMI 詳しくはこちら
※11/9は講師不在のため代講KOKIとなります。
21:30~22:50
Hip Hop 初級 Class RIKIYA 詳しくはこちら
体験・見学随時受付中です。
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では本日もレッスンでお会いしましょう。
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